誠に僭越ながら、2013年4月より鹿児島国際大学の非常勤講師と
金曜日の2限目・3限目に「教養特講Ⅱ」「社会人の仕 事術(旧名:ビジネス実務)」を担当させて頂きます。私のような 若輩者が講義するのは非常に恐縮ですが、精一杯創意工夫・努力し ていく所存であります。様々な方のご支援のもと、この役を頂いております。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しく お願い申し上げます。
ということで、恥ずかしながら担当する講義の概要を説明します。
シラバスがメインとなりますが、ご了承ください。
「教養特講Ⅱ」
■授業のテーマと概要<テーマ> 「自分の考えをデザインする」
<概要>
一方的な説明だけではなく、学生が考えることを軸にしたグループワーク中心の授業です。
大学生活はもちろん、実社会に出ても役立つ発想法や考える力を身に付ける内容です。「成長したい」「意見を言えるようになりたい」「社会で役に立つ勉強がしたい」という学生は是非受講してください。
1.自分の意見を言えるようになる:「自分がどう思うか」「どう考えるか」をしっかり言葉にしてもらいます。
2.グループで答えをつくることに慣れる:1人1人がアイデアや意見を出し、チームで結論を創りあげることの楽しさを体感してもらいます。
3.社会の課題に取り組む:ゲスト講師を呼んで、実社会の課題をテーマにグループで解決策を考えていきます。枠にとらわれない自由な発想で、世の中のためになるアイデアを考えていきます。
講義が終わる頃には、自分の考えを表現し、それを的確に伝えるような“言葉のデザイン”ができるようになってもらいたいと思います。
<キーワード>
グループワーク、コミュニケーション能力、社会人基礎力、就業力、課題解決、経験学習、チームワーク、デザイン思考、クリティカルシンキング、ファシリテーション、プレゼンテーション、情報編集
■授業の到達目標
①ブレーンストーミングを行うことができる
②自分の思考や意見を順序立てて説明できる
③グループで目標に向かって協働できる
■授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 グループワーク① アイデアのつくりかた
第3回 グループワーク② アイデアの増やし方
第4回 グループワーク③ 「考える」を考える
第5回 グループワーク④ 意見を対立させる
第6回 グループワーク⑤ ファシリテーション
第7回 グループワーク⑥ 企画を創る
第8回 グループワーク⑦ プロトタイピング
第9回 グループワーク⑧ プレゼンテーション
第10回 グループワーク⑨ 課題発見
第11回 グループワーク⑩ 課題解決
第12回 ゲスト講師①
第13回 ゲスト講師②
第14回 ゲスト講師③
第15回 まとめ
■補足
教養特講は昨年も担当させて頂き、いわゆるヒューマンスキルを鍛えるような内容をやっておりました。しかし、幅広く取り扱いすぎたので、今年度はもう少し内容を絞ろうと考えています。
ブレスト→ディベート→ディスカッションとワーク内容を少しずつ変化させていき、「自分の意見を組み立てること」と「他者の意見と折り合いをつける」という論理思考ができるようになってもらえればと考えています。
ただ、論理思考を身につけようとする際、頭でっかちになってしまうため「考えてわかる部分」「やってみないと分からない部分」の違いを感じてもらうべく、昨年よりも行動志向で課題を出したいと思っています。あとはゲスト講師のアサインですが、まだ出来ていないのでご興味ある方いらっしゃいましたら、赤星までお声かけください。※ノーフィーにはなりますが・・・
「社会人の仕事術」
■授業のテーマと概要<テーマ> 「21世紀を生きるスキル」
<概要>
この講義では、これからの時代に必要となる考え方やスキルを身につけてもらいます。
スマートフォンやタブレットの普及により、インターネットがより身近になり、ビジネス現場ではIT活用ができて当たり前となっています。それに伴い、氾濫する情報を読み解くリテラシー(読解力)も問われています。また、デザインの考え方が様々な状況で応用され、その意味が見直され始めました。
そんな時代を生き抜くために、「情報活用力」「企画力」「社会人としての基礎」という三部で講義を構成しました。情報活用力については、ITリテラシーを中心し、情報をどう収集・判断し、活かしていくかを学びます。企画力については、アイデアをまとめ、どう実現していくかを体験してもらいます。社会人としての基礎では、働く事をどういうことかを実感しながら、社会人としての意識を身につけます。グループワークを主体とした授業ですので、試行錯誤しながら仲間と成長してもらいます。社会人生活を送る上で活用できる“知恵”を皆さんと楽しく真剣に議論していきたいと思っています。
<キーワード>
コミュニケーション能力、社会人基礎力、就業力、ITリテラシー、デザイン思考、企画力、ビジネススキル、発想力、グループワーク、就職対策、文章力、分析、スケジュール管理、プレゼンテーション、デジタルコミュニケーション、WEBサービス、スマートフォン、デザイン
■授業の到達目標
1.社会人として必要な文章作成能力がある
2.業界や企業を分析して、評価できる
3.プレゼンテーション能力がある
4.タスクとスケジュールを管理できる
5.新しい知識を学ぶ意欲がある
■授業計画
第1回 イントロダクション 世の中の変化と求められる能力
第2回 新卒に求められるものと大学で学ぶべきこと
第3回 情報活用力 仕事で求められるコミュニケーションとは
第4回 情報活用力 ITを使いこなす
第5回 情報活用力 デザイン的な視点を持つ
第6回 情報活用力 リサーチが勝負を分ける
第7回 企画力 プランニング基礎
第8回 企画力 コミュニケーションとメディア
第9回 企画力 プレゼンテーションという演出
第10回 企画力 集団ではなくチームを組織する
第11回 社会人としての基礎 面接を逆視点から考える
第12回 社会人としての基礎 グループ・ダイナミクス
第13回 社会人としての基礎 プランニング実践
第14回 社会人としての基礎 思考を進化させる
第15回 社会に出るということ 学び続けるために
※受講生の状況によって、内容が前後する場合があります。
■補足
こちらは完全に新規の内容です。僕がNPOからIT業界に入った事もあり、ITの動向や技術の進歩、Webサービスといった表面的な部分からそのコアとなるITリテラシー、もっと言えばクリティカルシンキング(複眼思考・批判的思考)を鍛えてもらう講義になります。
3、4、5当たりはほぼ未着手なので、ちゃんと内容設計やって、資料用意しとかないと・・・
逆に10回以降は今本業で就職支援をやっていることもあり、それをベースにカスタマイズしていく感じかなと。8はゲストに来て頂きたいなぁと思ったり。
この講義は学生数が少なくても良いので、ガチでやりたいですね。3年生向けですし。教養特講もガチなんですが、1年生向けなので高校生を大学生に意識チェンジする・点火させる要素が強くなるんですよね。
あと計画なので、各授業ごとでだいぶ内容は変わっていくんですが、情報に対して読解・設計・表現ができないとイット革命レベルになるから、若い人はIT(情報技術)についてしっかり考えておこうぜ!というのが大筋です。クリエイターにならなくてもいいから、デジタルクリエイティブの入り口は抑えておこうという内容です。あとは普通に就職活動を突破できるように色々な裏側を話したいですね。
■まとめ
私自身、講義というものがアウトプットであり、場づくりであり、サービス開発みたいな側面も持っており、もちろん真摯に取り組むべきことなので、これからインプットも高めつつ、自分自身も考えを深化させ内省し、他者と対話して、アウトプットを作り上げていかねばと思っている次第であります。ハイ、がんばります。とはいえ、インタラクティブにやりたいなという思いもあるのですが、まずはアトラクトして、リアクションもらって、アクションもらわないとインタラクティブにならんとです。しかし、こんなお役を頂いておる訳で大変光栄かつ、恵まれた機会だと思いますし、責任も重大なので、若い才能を開花させるべくバリューを発揮したいと思います。ああ、やっぱり結論は頑張りますだ・・・