2011/01/31

デザインという視点

1年くらい前から「デザイン」について学ぼうと思い、自分のなかでテーマにしている。
デザインといっても、グラフィックやWEB、プロダクトなどのデザインではなくて、
主に無形のことに関するデザインである。

例をあげると、場づくりの「設計」という意味でのデザインや
コンセプトを「描く」という意味でのデザインである。

特に興味があるのは学習環境デザインで、
それを知ったのは同志社女子大学の上田信行教授が書かれたプレイフル・シンキングという本だった。
上田教授の取り組みは非常に面白く、奈良でネオ・ミュージアムという施設を運営されている。
関西方面に行く機会があったら、絶対行きたいと思っている。
上田教授の取り組みなどは以下が詳しい。
私のワークショップ未来図
クリエイティブな学びの環境における Macの役割と「挑発力」

もともと僕がデザインに興味を持ったのは、
デザインコンサルティングファームIDEOを知ったことに遡る。
その時に響いたのはデザインではなく、デザイン思考だった。

デザイナーが考えるように物事を考える。
デザイン思想を他のものに適用する。

その視点や思想が興味深くて、少しずつのめり込んでいっている。
しかし、実際には趣味で極めるというより、
仕事やビジネスにどう活かすかという方が大事なので
今はまだまだ形にできていないという感じ。

視点をずらしたり、基盤となる思想哲学を持つことで
物事の見方や選択、コトの創造に活かしていければいいなと思う。

今まで読んだ本(読んでいる本を含む)を少し備忘として載せる。

デザインの輪郭
IDEOで活躍された深澤さんの本。

ビジネスのためのデザイン思考
タイトルの通り、デザイン思考をビジネス領域でどう活かすかについて。

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
IDEOの秘密について。

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
仕事にどう活かすか、最後の「デザインしすぎない」が印象的。

マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)
マインドマップの描き方。ここにもデザインの考え方が。九州一周の旅の最中に読んだ。

デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手
デザインによる革新的な商品・サービスの成功事例集。

デザインする技術 ~よりよいデザインのための基礎知識
これはデザインの本。描き方や色など基本的なことを理解する。

世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある
BOPのための、社会を変えるためのデザイン。

コミュニケーションをデザインするための本 (電通選書)
コミュニケーションの話ですが、デザイン思想が素敵な本。

情報デザインの教室 仕事を変える、社会を変える、これからのデザインアプローチと手法
最近読んでいる本。ワークショップデザインなどはリアルに勉強になる。

シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books)
これは街のコミュニケーションについてだけど、ヒントがたくさん詰まっている。

0 件のコメント:

ランサー