2013/03/04

マッチングとは何ですかね

いや、別に否定するわけではないんですが、正直どういう具体策があるんだろうと思いまして。
マッチングって言葉の具体的なアクションとして。
プラットフォームという言葉も似たように使われるんですが、
本来プラットフォームとは
「電車・列車への乗客の乗り降り、貨物の積み下ろしのため、線路に沿って築いた駅の施設」という意味であり
ITにおいては、ハードやソフトの基盤となるものを指すわけです。
つまり、何らかのツールやモノの流れの中心にある土台的なもの、と言えると思います。

企業と学生をマッチングとか、クリエイターと企業のプラットフォームにとか
大枠のコンセプトとしてはまったく否定するものではなく、賛成だと皆思うのですが
「それって実は超泥臭いぜ」と思わざるを得ない。

マッチングをしたい場合は、お互いに良く知らないAとBを何らかの接点で結びつけるということが想定されます。
ということは、マッチングする人はAとBについてよく知らないといけない。超当たり前ですけど。
簡単に言えば、仲人みたいなもんでしょう。ルイーダの酒場的なものかもしれません。
これが、A属性100人とB属性100人になると、単純によく知っているだけでは通用しないでしょう。
何か基軸を持って、志向や趣向を設定しないと、一人一人照会していったら時間を無限に消費します。

よし!そうだ!データベースをつくろう!
となるわけです。


マッチングをするためには
1.異なる2つ以上の属性を
2.ある一定数以上集め
3.ある基準に基づき
4.並べられる
という条件が必要そうです。

場とかWebとかはツールに過ぎない。
でさ、マッチングが必要!と言って、皆が「そうだそうだ」って言ってるとして
『なんで、そのしくみが今ないのか?』
と一拍おいて考えた方が良いと思う。

あとは、先ほど上げた4条件を満たしているのに
そこまでマッチングにつながらないものもあるのです。

大手ナビサイトとかね。

一方で、日本仕事百貨とか東京R不動産みたいな
別の切り口でマッチングをつくっているサイトもあるわけです。
切り口とは、買い手のニーズをとらえた基準/志向のこと。
マッチングは結局のところ、売買なんですよね。
スキルを売る人、労働契約を結ぶ人、などなど。
そういう意味では対等ではないことも多い。フェアではあるべきだけど、パワー関係はできちゃう。
そこをオフバランスさせるのが、マッチングする人やプラットフォームなんじゃないかなー。
安心感というか、信用というか、守られている場というか。

と久しぶりに雑感を走り書き。

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