4月10日、日曜日。
この日に開校を向かえる大学がある。
サクラ島大学。
校舎があるわけでもないし、入学試験があるわけでもない。
たぶん、卒業もないんだろう。
学びを口実に、人が集まる。
「口実」って、響きがどこか言い訳っぽい。
でも、よく字を見ると、口に実って書いてある。
口に実。
調べてみると、口実は「普段よく口にする言葉」という意味もあるらしい。
よく口にした言の葉には、いつしか実が生るということか。
英語を調べてみると、
pretend:ふりをする、装う、口実とする
[語源] L.praetendere(人前で言い訳・うそをつく)
[語源] pre-(前に)+L.tendere(伸ばす)
と書いてあった。
この語源のtendereから多くの言葉が生まれているらしい。
第59話:緊張(tension)とふりをする(pretend) 「引っ張る、伸ばす」のイメージを持つ語根“tendere”
口にした嘘がいつの間にか実を結び、本当になってしまう。
そうなってしまうのか。いや、そうしてしまうのか。
そう思ってしまうサクラ島大学。
そこで、一緒に“そうしてしまう”サポーターを募集しています。満開の桜に向けて。
詳しくはサクラ島大学のブログへ。
ちょっと興味がある、そこの貴方、これを口実にぜひご参加を。
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