2013/11/19

投資的に仕事に取り組むこと

仕事(労働)の投資性があると思うのだが、みんながそう考える訳ではない。
消費的な労働をすると、発展性がないのに・・・。
と、ふと思うことがあったので、以下にまとめる。

仕事をする時に、投資的側面と消費的側面があると思う。「仕事の報酬は仕事」という表現があるけど、良い仕事をすれば次の仕事に結びつくということは事実である。社内外問わず。そういう意味で上記のようなケースは投資的な仕事と言える。

一方で消費的な仕事も多い。雑務・雑用に分類されてしまうような細々したことから、資料作成や日程調整などあげればキリがない。驚くことに様々な人と接点がある中で、労働観・仕事観として投資的感覚がない、そういう意識がない人が意外と多いと気付いた。「お前の接点の問題じゃない?」という気もするが、ちょっと頭の整理も含めて書いてみる。

投資的な仕事というのは、何にでも通じると思う。
元記事は忘れたが、「4時間かかる仕事をハッカーは3時間50分かけてシステムをつくって、10分で処理する」といった話がある。これはまさにシステム(仕組み)的な話で、非常に投資的な仕事のやり方だと思う。似たようなことがあれば、二回目以降は10分で完了できるわけだし。これはプログラミングできなくとも同じことができる。2時間かけてマニュアルを作成して、バイト2人に頼んで2時間やってもらえば良いのである。当たり前だけど、繰り返しの業務や代替可能性のある仕事は仕組みにした方が良い。初期コストがかかったとしても。

まとめると、1.熟達化(向上) 2.代替化(しくみ)だと思うんですよね。よりスピードが早くなるかを考え実行し改善する。または他の人でも出来るように言語化・ワークフロー設計・マニュアル作成を行う。こういった観点だと、以下の2冊が勉強になった気がする。読んだのは学生時代だけども・・・


熟達化、つまりベテランになるってことも大事だけど、仕事のレイヤーを上げていく方が良い人(それに向いている、志向している)は自分のリソース配分だけでなく、まわりをどううまくマネジメントしていくかってことなんだと思う。経営って、リソースの最適投資だと思うんですよね。そのレイヤーの拡大だと思う。昇進とか社長になるとかって。代替化は大事なんです。自分がいなくてもまわる仕組み。そうすると、自分は違う領域に取り組める。言うは易し行うは難しなんだが。

一方でキーマンとのネットワーキング(みたいなこと)も重要である。一見無駄に思えるような話の聞き役もそこで次に色々とつながることがある。こういう感覚も暗黙知なので、どのレベルでどんな人と何を話すか何をPRするかなど見えづらいし、やっている人も言語化できないし、やらないよね。こういう姿勢って、誰かから盗むか叩き込まれるかしないとダメなので、そういう環境/職場に入るってことだろうと思う。わからないのであれば、厳しそうな方に飛び込むというか。バカな体育会系よりもロジカルに詰められる方で。

0 件のコメント:

ランサー