先日木曜日、後輩と一緒に春日西中学校で行われているよのなか科に参加してきた。
2007年度から顔を出し、08年度は頻繁に行っていたものの、今年度はまったく参加していなかった。
よのなか科の解説はよのなか科のHPに任せるとして、その授業の内容と中学生の様子などについて述べたい。
■授業内容
「中学生はもう大人?まだ子ども?」というテーマで、大人と子どもは何が違うかを子どもたちに考えさせるものだ。
最初は経済的な視点から考えさせる。一ヶ月のおこづかいから、データをもとに生活費、教育費などを見ていく。いくつかの空欄を埋めてながら。
そして、次は法律的な視点に変わる。
Q,自分は大人だと思う YES・NO
Q,早く大人になりたいと思う YES・NO
Q,自分を大人と認めてほしい年齢は… 歳から
その理由は
おとなとこどもの境目ってどこにあると思う?
という問いに答えながら、中学生は大人と子どもの違いについて考える。
■注目すべき点
先生が必ず生徒に聞く。例えば、空欄の答えを言う前に2,3人を当てて答えさせる。
そして、理由を聞く。もちろん、生徒によってちゃんと答えられる子とそうでない子がいる。
また、YES・NOの質問でも同じように生徒に問いかけをする。まず、大枠(賛成・反対)を決めさせて、その理由を考えさせる。子どもは必ず聞かれるので、考える。
正解があるテストと違い、子どもは自分なりの回答を構築しなければならない。これにとても意味がある。
■疑問点・問題点
生徒が「グループで話し合ってください」と言われ、集団で話し合うのがとてもへたくそなこと。確かに自分が中学生の時を振り返っても、決してうまくできることではない。
しかし、僕は大学生のグループワークやグループディスカッションでも同じような光景を見たことがあった。中学生も大学生も、コミュニケーションにおいて抱える問題は同じかもしれない。
■まとめ
昨年度に比べ、外部からの参加者が減っていた。これはあまり良い状況とは言えない。
よのなか科の特徴として、「世の中を題材にした考えるプログラム」と「普段接しない大人」が大きな部分を占める。後者がないようでは、「先生とちょっと変わったプログラムをするだけ」と認識してしまうかもしれない。(授業によっては外部講師が来ることもある)
もっとまわりに働きかけて、外部からの参加者を増やそうと思いました。
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