2013/11/24

スタートアップうんたらかんたら

福岡市主催のスタートアップFUKUOKA2013のスタートアップサロンにサポーター側として登壇させていただきましたー。

なぜ、僕が?という疑問符を持ちつつ、人材育成的なところから話させてもらいましたー。
あと面白いことは言えませんでした。反省してます。

福岡市はスタートアップに力を入れています。
スタートアップとはなんぞや?と思うのですが、急成長を目指すイノベーティブな起業という意味が一般的だとのこと。
確かに福岡は経済的に見て、支店経済という言葉があるように、関東本社の福岡支店によって経済が成り立っていると言われています。大きな企業もインフラ系が多いのが特徴です。
スタートアップというのは、どうしてもスケールしやすさからITやウェブに寄っていると思います。まぁ、飲食とかでも何店舗か成立させてフランチャイズで一気に拡げるって戦略はあると思うんですが、急拡大しやすいのはデジタル分野に分があると思います。

ま、そんな話はさておきせっかくスタートアップのイベントに呼んで頂いたので、
スタートアップ増加作戦について考えてみたいと思います。

■起業したい人は勝手にやる
起業したい人って勝手にやりますよね?好きなことをしたいとか、儲かると思ったとか、どうしても解決したい何かがあったとか、モテたいと思ったとか。後付けで何でもいいと思うんですが、もうスタートしてるんです。
だから「起業家を増やす」って言うのは、そこに至っていない予備軍の引き上げになります。でも、これって起業意識の2軍を1軍にしようぜって言っているわけで、それでいいのかなーと思っています。
意識が2軍だと行動力が2軍になるのが普通です。それで成功しますかね?
成功しなくていいじゃんって考えかもしれませんが、傍から見てると「あーやっぱスタートアップむずかしいわー」ってなりそう。またそれでスタートアップ止めちゃうならそこまでだったと思うんですが。
予備軍の引き上げってなんか違うのかなーと思っています。


■分解してみる
若干フレームワークに当て込んだ感じもしますが、起業へのステップを分解してみます。
1.起業に興味がある>2.起業したいと思っている>3.起業準備中>4.起業している>5.起業して失敗している>6.起業して成功している
定性的な書き方なので、成功って何?失敗って何?ってとこがありますが、どの段階がどれくらいいて、これをスライドさせていくのかなと。
先ほど予備軍って書いたのですが、イベントに来て「起業しようか迷っています」という方は1や2だと思うんです。そういう人をいきなり4に持っていくのは酷だと思う。ライオンの子を谷底へ突き落とす的な気合アプローチもアリかもしれないけども。
3の準備中なんかも資金を貯めているというパターンがあるかもです。それならファイナンス面で支援を打てば良い。資本政策の具体的なソリューションでサポートする。

■具体的には地道な策が有効かも
1の増加策は大学や社会人対象というより、中高生対象ぐらいなのではないでしょうか?
起業家って仕事(働き方・生き方)があるよ、面白いよ、と。
別に今すぐ起業しなくてもいいから、自分で考えて色々チャレンジしてみたら?と。
一方で、3〜4の当たりって地道なサポートかもしれない。例えば税金の免除とか。サラリーマンしていて、去年まで会社が負担していた税金(特に所得税とか)って意外と大きい。
起業する人は申請したら、それを免除するとか先送りにするとか。
そういうのって自治体的な施策だと思うし、ある意味投資だと思う。
その人の税金100万を免除して、起業した中から成功して法人税1億おさめてもらう(相当ざっくり)
それ以外には、起業した人のサポートだと思います。チャレンジしている人を支援する、負担を下げる制度や施策。これはケースバイケースなので、よくわからんです。

まとめとしてサポートするのは良い事なんですが、サポートする層(ターゲット)とサポート内容(何をどうサポートするか)とKPI(どれくらい何を増やすか)が大事だと思います。確か起業率X%を目指すというのは資料を見た気がするけど、ちょっと覚えてないです・・・

最後にサラリーマンの社内起業(新規事業)を増やすってのも意外と狙い目かもしれません。後継者がいない中小企業に脂ののった30代を新規事業室長みたいな形でヘッドハントしていくみたいな。

おなかすいたので、走り書きは以上になります。

2013/11/19

投資的に仕事に取り組むこと

仕事(労働)の投資性があると思うのだが、みんながそう考える訳ではない。
消費的な労働をすると、発展性がないのに・・・。
と、ふと思うことがあったので、以下にまとめる。

仕事をする時に、投資的側面と消費的側面があると思う。「仕事の報酬は仕事」という表現があるけど、良い仕事をすれば次の仕事に結びつくということは事実である。社内外問わず。そういう意味で上記のようなケースは投資的な仕事と言える。

一方で消費的な仕事も多い。雑務・雑用に分類されてしまうような細々したことから、資料作成や日程調整などあげればキリがない。驚くことに様々な人と接点がある中で、労働観・仕事観として投資的感覚がない、そういう意識がない人が意外と多いと気付いた。「お前の接点の問題じゃない?」という気もするが、ちょっと頭の整理も含めて書いてみる。

投資的な仕事というのは、何にでも通じると思う。
元記事は忘れたが、「4時間かかる仕事をハッカーは3時間50分かけてシステムをつくって、10分で処理する」といった話がある。これはまさにシステム(仕組み)的な話で、非常に投資的な仕事のやり方だと思う。似たようなことがあれば、二回目以降は10分で完了できるわけだし。これはプログラミングできなくとも同じことができる。2時間かけてマニュアルを作成して、バイト2人に頼んで2時間やってもらえば良いのである。当たり前だけど、繰り返しの業務や代替可能性のある仕事は仕組みにした方が良い。初期コストがかかったとしても。

まとめると、1.熟達化(向上) 2.代替化(しくみ)だと思うんですよね。よりスピードが早くなるかを考え実行し改善する。または他の人でも出来るように言語化・ワークフロー設計・マニュアル作成を行う。こういった観点だと、以下の2冊が勉強になった気がする。読んだのは学生時代だけども・・・


熟達化、つまりベテランになるってことも大事だけど、仕事のレイヤーを上げていく方が良い人(それに向いている、志向している)は自分のリソース配分だけでなく、まわりをどううまくマネジメントしていくかってことなんだと思う。経営って、リソースの最適投資だと思うんですよね。そのレイヤーの拡大だと思う。昇進とか社長になるとかって。代替化は大事なんです。自分がいなくてもまわる仕組み。そうすると、自分は違う領域に取り組める。言うは易し行うは難しなんだが。

一方でキーマンとのネットワーキング(みたいなこと)も重要である。一見無駄に思えるような話の聞き役もそこで次に色々とつながることがある。こういう感覚も暗黙知なので、どのレベルでどんな人と何を話すか何をPRするかなど見えづらいし、やっている人も言語化できないし、やらないよね。こういう姿勢って、誰かから盗むか叩き込まれるかしないとダメなので、そういう環境/職場に入るってことだろうと思う。わからないのであれば、厳しそうな方に飛び込むというか。バカな体育会系よりもロジカルに詰められる方で。

2013/11/10

ミッションをどこに忘れた?

何のために仕事をするのだろうか。
そんな話をすると、当然のように給料や仕事のやりがいについてに話はスライドしていく。

確かに大事な事なんだけどさ。
わからないけど、ウソで表面をコーティングしたような言葉に聞こえなくもない。

どんな作業も工夫すれば、付加価値がついて、変わる。
それも正論。最もな正しいこと。

「自分にしか出来ないこと」なんてそうそうない。
探せば誰にでもあるだろう。自分が周りと比較して得意なこと。
でも、それだけやっていればいいという訳ではない。

と考えていくと、こっちも筋が悪い。
青い鳥症候群かのようで、お前はピーターパンかと疑いたくなる。

考えた結論としては、組織が個のコラボレーションの上に成立しているか?ってこと。
ミッション、使命感を持って何かに取り組むというのは、誰もができることではない。
できると思っていたんだけど、そうじゃなかった。

つまるところ、具体的には金になるからやるってのが仕事の大半だ。
これは汚い事でも卑下される事でもなく、とてもわかりやすい事実。
ここを批判するヤツはお金の指標性、信用性、諸々何も理解していない。

話がずれている。コラボレーションとミッションの話。
ミッションというのは、この船が何を目的に出航しているかということ。
ビジョンってのはゴール地点。いや、未来の通過点かも。

ミッションというのは、そこに運ぶ役割。
何を為せば、何と闘えば、何を解決すれば、そこに辿り着くのか。
課せられた、降りてきた、命とは何か。

船員は、個の積み上げで船を動かす?
協働し、共創する?

船におりてくるミッションを自身と同化するのが船長である。
キャプテンの役割。

それと同調するスタッフも居ていいが、皆がみんなそうではない。
だから、コラボレーションなのだと思う。

個としてそこに生きる事に有機的な意味を持たせる。
自分の何かと誰かの何かが結びついた瞬間、
1人では生まれなかったものや力が生み出される。

ぼくはそれもイノベーションと呼んだりするんじゃないかと思う。
リーダーシップって、場面ごとに発揮する人が違うんだと思う。
船員誰もがリーダーシップを持ってよい。発揮してよい。

そうそう。リーダーシップが引き起こすコラボレーション。




あれだけ、念仏のように唱えていたミッションはどこにいった?
ぼくはどこかに置き忘れたのか?
最近、何かがない、自分のコアがない、と急に不安に苛まれる。

自分の立ち位置をミッションでしか表現できないとしたら、
それは何て不安定でいて、尖る生き方なのだろうか。
そんなことないんだろうけど。

何書いているのかわかんなくなったけど、
魂を燃やそうってことですね。

2013/11/07

Yell(エール)

頑張る、は難しい。
自分が好きなことやワクワクすることに取り組んでいるとき
人は夢中になる。没頭している。
それを自分で「頑張っている」なんて自覚しないし、それは違う。

努力は夢中に勝てないという言葉を聞いたことがある。
モチベーションを引き出すとか、頑張るためにインセンティブをつくるとか
そう難しく、小賢しく考えなくても、実は単純なことかもしれない。

だから、「頑張れ」という言葉は時に残酷で、
「これはきついけど、その先に何かあるから耐えろ」
という意味合いで使われることもしばしば。

気合は大事だ。一定の努力や練習量、トライ&エラーは要る。
でも、それだけが本質かというとそうではない。
全てに共通する魔法の法則じゃない。

ただ単純に耐えただけ、苦しい時間を過ごしただけ。
それだけで何か付加価値が生まれる時代は終わっているし、
そこで何か良いことがあっても決して本質的ではない。

楽しむ。
没頭する。
打ち込む。
工夫する。

そんなに頑に張らなくても良いんじゃないか。
「がんばるひとの、がんばらない時間」という素敵なコピーがある。
張らないから、張れる。そのバランスは必要だと思うんですよね。

力の入れどころだと思えば、気を張っていく。テンションあげていくというか。
でも、それって一瞬であったり、短時間のもので
絶えず歯食いしばって堪えることは何か違う。

そう、がんばらなくてもよい。

ただそれでも頑張っていかなきゃいけない時。瞬間。場面。
そういうのもある。どうしよもない。頑張るって解決策しかない。
逃げたくなるけど、そういう時に耐え忍ぶような頑張る事しか出来ない。

そういう人を目の前にして、僕は頑張れと言いたい。
その言葉に責任が持てないとして、自分の血が流れる痛みのように
当事者に近づきたい。何の根拠がなくとも。
愚直に信じる。ただそれだけ。

結果の恐怖がどれだけあったとしても、
期待を裏切られるようなことがあったとしても
ただ頑張れると信じる。


何わけわかんねぇこと書いてんだって感じだけど、
頑張るっていうクソみたいな言葉しかないけど
声が枯れるまでエールは送り続けるってことなんす。

ランサー