2010/08/05

適当にクチコミ論

ひさびさに、イベントの広報の話を聞いて色々と思いを巡らせる。
過去に困ったときの記憶を思い出しながら。

いわゆる広告は無視される。
つまり、お金があろうがなかろうが、あまりそこが重要ではなくなったわけだ。
まぁ、コスト度外視の物量作戦は違うのだろうけど。

じゃあ、人は何を見て、ものを買ったりサービスを利用したり、もっと言えば「動く」のだろう?
個人的には、「自分で判断する」「信頼できる他者の価値観に頼る」というのがある。
さらに言えば、「自分で判断する」というのは、
今までの選択や判断から培った価値観に基づいている。
その最初は何か?勘かな?

いや、これらは回答のようで、なんか違う。

結局、なぜ「動く」か?なのだ。
なぜ動く?そこに”面白さ”を感じるから?

これは意外と動物の本能に近いところまで掘っていけるのかもしれない。

この雑記はおいておき、広報のキモはクチコミである。
簡単に言えば、どれだけ話題にしてもらえるか。

バイラルマーケティングやバズマーケティングの領域。
例えるなら、井戸端会議をつくる作戦みたいなもん。

あるブログに図が載っていたので、拝借。
「仕掛け型」と「自然発生型」がある。
軸は、リーチ×時間。














なるほど。
2つの型を同時に仕込んでおけば、良い具合にリーチが続くわけですか。

それぞれの長短は以下の通り。













敵や味方といった表現が入っているのは面白い。
そもそも「仕掛ける」とは友好的な言葉ではない気がする。

型にはまったのは、ここまで。

人のうわさも七十五日という言葉があるが、
意図してもせいぜい2ヶ月くらいしか効果は持続しないのだ。

情報に溢れかえった現代では、2ヶ月も持たないだろう。
2週間?2時間?
twitterは1ツイートの効力が4時間らしい。
まぁ、そもそも内容が薄いからそれはまだマシな方だと思われる。

一方で、”おばあちゃんの知恵袋”のような文章化されていないが、
末永く伝わってきた情報も存在する。

七十五日のウワサとおばあちゃんの知恵袋。
何が決定的に違うのか?

これは「生き続けるクチコミ」の鍵を握っているように思う。

 寿命4時間のツイートに対して、現代の知恵袋は何だろうか?

それはバイラルやバズの真髄かもしれない。

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