2011/12/22

Think たこやき大学

たこやき大学 ソーシャルネットワーク科というイベントに参加してきた。
2時間のセミナーに参加費5,000円。
「え?それなんか怪しくない?」と思うのが、普通の反応だと思う。

僕も最後の最後まで「5,000円、高いなぁ」と思い、迷っていたのだけど、
「年に1回だし、ま、いっか」と思い、ドタンバ参加してきたというわけです。

結論から言うと、5,000円の価値はあった。

1.考えていたコミュニティのことが整理できた
→レイヤーで見る多層社会らへん

2.規模感の手がかりがあった。
→規模感と想像力の図示がよかった

3.思考の材料をもらい、脳のリフレッシュになった
→最近、視野が狭くなりがちで、新たな視点をもらえた


以下、思ったことを箇条書きで書いてみる。

・評価経済社会へのシフト
お金をもっていることの価値が相対的に小さくなってきた。
根底にある考え方は「多くあるものを使い、足りないものを節約する」が美徳という感覚。
今、溢れているのは「情報」、情報をどう使いこなし、「信頼」を貯めることができるか。
その信頼を得ることを評価と呼んでいるように感じた。

・ページランクを人に置き換える ヒューマンランク的発想
Googleが定めているページランクの概念は、評価の高いページからリンクされていることが高評価につながるという仕組みである。つまり、これは人にも置き換えられる。
素晴らしい人は素晴らしい人を知っている、という考え。
ただ、これは今までにも存在した概念というか、そうなっている。
ソーシャルネットワークはそれをオンライン上に可視化した。
つながりを明確に、透明にした。
例えば、ツイッター上のやり取りは、閉じられたメールと違い、開かれたオープンなコミュニケーション。誰もが目撃することが可能。


・それらを統合した社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)という概念
人の関係性が変容したり、価値観が変化していく中で、重要な資本は
貨幣から信頼や人間関係といった社会(コミュニティ的な意味)を構築する要素に変わっていきつつある、という話。
もちろん、貨幣が要らないという話ではない。
実は、ソーシャル・キャピタルは田舎の方が多いとされており、簡単に言うと
「田舎は近所のじっちゃんばあちゃんが米たら野菜やらくれるので、お金を使わなくても
そこそこ生きていけるってこと」に近いと思っている。

・ほんで、どうする?って話。
このイベント自体、使っている言葉は基本的に抽象的な言葉が多く、
ところどころオモシロ具体例が出て来て、皆さんついてきてくださいね!という感じ。
僕はめちゃおもろかったけど、背景情報を共有できていないと多分ついてこれない。
話の内容がつながっているので、躓いてしまうと落ちこぼれてしまう。
たこ大は意外と厳しい。

フォロワーが2万にいても、価値はないわけですよ。その数字自体には。
誰とどんな関係にあるか、いわゆるエンゲージメントがソーシャルの鍵。


僕としては、
・やっぱオモロイかどうかがすごく大事で、常に「これはおもろいか?」の視点を持つべき
・多層化しているレイヤーで自分のポジションを理解し、異種のつながりを創り、価値につなげられるか
・規模感を掴む想像力を持つ・磨く・試す
・もうちょっと「ツッコまれる」
・ブログに自分の蓄積をつくり、分身としてウェブに常駐させる
みたいなとこが結論かなー。

でも、やっぱり良かったのは知的刺激で、あの後
本屋に行き、二冊買ってしまった。

だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

なんかまだ漏れていることがいくつかあるような気がするんですが、
思い出したらまた書こう。

気になる人はアーカイブをどうぞ。
500円と有料ですが、それぐらいの価値はあるはずです。

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